雨漏りの位置を特定する

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雨漏りの位置を特定する

「雨漏りを直そう」と、天井に出来た染みを手掛かりに屋根に上ってはいけません。多くの場合、天井の染みと屋根の雨漏り箇所とは位置が大きくずれています。

天井の染みを目安にしない

天井に染みが出来た。
天井のクロスが湿ってきた。
雨漏りの可能性が高いです。だからと言ってすぐに屋根に上ってはいけません。多くの場合、天井の染みと屋根上の雨漏りしている場所とではかなり離れています。

天井の染みの真上から垂れている?

よくあるのが
「天井に出来た染みの真上から雨水が垂れているだろう」
という思い込みです。そして天井の染みを目安にして、屋根に上ってみますが原因がなかなか特定できません。実は雨漏りの場所はそれよりも上の方で起こっている場合が多いのです。
簡単な図で見てみましょう。

天井に雨水が染み込み、染みが出来つつある状況です。これを見て一般の人は、この真上で雨漏りが発生していると思い込みます。しかし現実はこれほど単純ではありません。

屋根の傾斜を伝って下へ下へ

雨漏りの原因は屋根から入った雨水ですが、この雨水はそんなにドバドバと入り込んでくるわけではありません。

広がった釘穴などのすき間を伝ってじわじわと染み込んできます。この時点では水滴になれるかなれないかの大きさです。重力にひかれて天井板にポタリと落ちるほど大きくありません。すると水滴は天井板を伝って少しずつ下へ下へ流れ始めます。水滴として真下に落ちずに、天井板に染み渡りながら傾斜を降りてくるのです。そして途中にある柱でぶつかると、今度はその柱を伝って真下に流れていきます。

結果、柱の根元に水が溜まり始め、そこから天井に染み出てくる…という寸法です。
実際、屋根裏に入ってみると、しみが出来ている個所の多くが柱の根元部分であったりします。

屋根裏に上ってみないとわからない

雨漏りの修理と言えば、屋根に上って作業するイメージがありますが、実際は原因となる箇所を特定するために屋根裏に潜り込むことからスタートします。そして天井の染みの裏側がどうなっているか、どこから水が来ているかを突き止めることから始まるのです。そのために皆さんには、私たちが訪問するまでに
「天井裏に通じる点検口の場所を確認しておく」
ことをお願いしています。いざ訪問してから点検口はどこだどこだ?と探し回ることが意外に多いからです。そしておおよその場所が特定できたら、そこで初めて屋根の上に上り、修理作業へと入らせていただきます。

一般の人には難しい作業です

雨漏り修理。何が一番難しいかと言えば、原因となる個所を特定することです。原因さえ特定できれば、私たちはいくらでも対処方法を考えます。しかし、どこで雨漏りが発生しているかが分からなければ、そこまでも辿り付けません。
これは一般の人にはかなり難しく、危険を伴います。よほど自身のある方でない限り、業者さんに連絡することをおすすめします。
片岡建築への相談、お問い合わせは、ホームページからなら専用の問い合わせフォームを御利用ください。
https://www.kataoka-kentiku.com/contact_us/
写真も送れますので、天井の染みの様子や屋根瓦の写真も添えていただけると、状況が把握しやすくなります。

お電話でしたら
052-400-4525
までどうぞ。その際「ホームページを見たのですが」と一言お伝えくだると話が伝わりやすくなります。

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