屋根瓦の下から土?

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屋根瓦の下から土?

地震で熊本城の瓦が落ちた時、屋根に大量の土砂が積もっていました。これは葺き土(ふきど)と呼ばれ、瓦を固定するために使われている粘土の一種です。昭和の建物には多く使われており、この土が減っていくと、瓦のずれなどが生じ、雨漏りの原因ともなります。

地震で屋根から土?

熊本地震の際、瓦屋根が崩れ落ちた熊本城の映像が頻繁に映し出されていました。瓦が落ちた天守閣の屋根にたくさんの茶色い土砂が乗っているのは覚えておられるでしょうか?あの土砂の正体について、お客様から尋ねられたことがあります。
「あの土は長年積もったチリや砂ですか?」

屋根瓦の下にある土「葺き土(ふきど)」

瓦が落ちた熊本城の屋根に残っていたのは「葺き土(ふきど)」と呼ばれるもので、瓦を固呈するために使われていたものです。昭和の時代までは多くの家屋で「瓦を土で固定する」方法が使われていました。これを「土葺き(つちぶき・どぶき)」と言います。
工法としては

1. 屋根板の上に粘土状の土をまんべんなく乗せ、
2. その上に瓦を並べていきます。
3. 瓦を下の土にギュと押し付けて位置を微調整します。

当時はいまほど瓦一枚一枚の質がそろっておらず、きれいに並べたり、積み重ねたりするのが困難でした。そこで下地に粘り気のある土を敷き詰め、その上から瓦を押し付けて位置を調整していた…と思ってください。下が土ですから、釘などは使えません。瓦は土の上に載っているだけです。結果、台風や地震などで瓦がずれたり、土が落ちたりします。場合、瓦の位置ずれによるものが多いので、これを正しい位置に直すことで、雨漏りを直すことが可能になったりします。欠けてしまった「葺き土(ふきど)」を補充し、その上の瓦の位置を直し、雨水が正しく流れる道筋を作り直すわけです。

雨漏りの箇所が複数であったり、屋根板の腐食が見られたりするならば、いったん瓦と葺き土を取り除き、防水シートを張ったうえで、瓦を葺きなおすなどの工法が考えられます。

自宅の屋根の構造を理解しましょう

借家だったり、中古で購入した家だったり、親から譲り受けた家だったりすると、屋根がどんな構造になっているか良く分からないことがあります。瓦屋根でも
その下に土を敷いたもの、敷いていないもの
防水シートを張ってあるもの、張っていないもの
瓦を釘で止めているもの、とめていないもの
など、さまざまです。
そして雨漏り修理の時は、その屋根の構造が大変重要な情報になってきます。雨漏り修理を依頼されるときは、御自宅の屋根の構造を把握しておかれると華字がスムーズに伝わります。よく分からないという方は、屋根の様子をカメラで数枚撮影し、それを送ってみてください。築年数と屋根の写真を見れば、おおよその構造は推測できます。

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