階段の手すりは少し長めに
室内の階段や玄関のスロープなどに手すりを設置するならば、両端を少し長めにすると手すりがつかみやすくなります。
怪我をして分かる手すりの有難み
手すりのこわさ
手すりに頼る生活をしていると、ちょっと怖いなと思う時があります。例えば階段を降りるとき。当然手すりにつかまりながら階段を降りたいと思うのですが、その手すりが短いのです。正確にいうと手すりの始まる位置が、階段の始まる位置と同じなのです。そのため手すりをつかもうと手を伸ばすと、必然的に下り階段に対し、前かがみになってしまいます。これはちょっと怖いですね。
同じように上りの階段でも、手すりと階段の一段目が同じ位置から始まっているために、手すり握って片足を上げるのが難しくなったりもします。
(出来るならば)手すりは少し長めに
こうしたことから、最近では階段よりも少し長めに手すりを設置するのが主流になってきました。
部屋の間取り上、屋内の階段では難しいかもしれませんが、玄関先のスロープなどでは積極的に採用していただきたい考え方です。
健康な時には、こうしたポイントはなかなか気づかないもの。そこで最近建てられた病院などを観察されることをおすすめしています。
普段はあまりに気にはしていませんが、脚を怪我したりすると、手すりのありがたさに改めて気づかされます。片足を怪我してしまし、そちらに体重をかけないように階段を上り下りしようとすれば、おのずと手すりに体重をかけることになります。
※大人の体重を十分に刺させられる強度
※握りやすい形状
※出来れば左右両方にあると便利
…などなど、健康な時にはなかなか気付かないポイントが見えてきます。